駐車違反

今回説明していくのは、運転中ではなく車を停めていたときの事故での保険支払い、しかも「駐車禁止区域」に停めていたケース。
運転はしていないので大きな事故につながる可能性は低いものの、交通ルールに違反しているこのケースでも、自動車保険は適用されるのでしょうか。

駐車違反を行った場合の違反点数と罰則金まとめ

・点数と反則金

駐車違反と一言でいっても実は2種類、1つ目は駐車禁止場所に駐停車した場合。
もう1つが駐停車禁止場所に駐停車した場合の2パターンあり、それぞれ下記のように違反点数と反則金が異なります。

違反内容 違反点数 反則金(普通車まで) 反則金(大型車)
駐車禁止 2点 15,000円 21,000円
駐停車禁止 3点 18,000円 25,000円

またこれは、一定の時間車の元を離れて即座にその車両を動かすことのできない「放置」駐車違反での点数と反則金。
動かせる状態であるものはこれより若干違反点数と反則金が緩和されますが。動かせる状態で検挙まで至ることはまずないので、今回放置駐車並びに放置駐停車違反のことを総称して「駐車違反」と呼び以下で説明していきます。

・道路交通法の改正に伴う変化

2006年の改正によりこの駐車違反の検挙をするのが警察官だけではなく、委託された民間の「駐車監視員」である可能性が出てきました。
その場合では、警察官しか切ることのできない「違反切符」が切られないため上記の違反点数はすぐには発生せず、その駐停車禁止車両の車検証上所有者、もしくは使用者に、

  • 違反金仮納付証
  • 弁明通知書

が、公安委員会名義で送付されてきます。

・そんなところに停めていない!そんなときはどうするのか

もし仮に、その違反事態が他人に車両を貸していたときに発生したものであっても、駐車違反はその車自体に処分が降りるので、「私は違反していない」というときは上記の弁明通知書で弁明し、公安委員会が認めると違反金の支払い義務がなくなります。
一方、貼られた黄色いステッカーに気づき、自分が駐車違反をしてしまったことを自覚している場合は、速やかに仮納付書で罰金を支払うことにより違反点数は発生せず、免許証に傷がつくことはありません。

・最近は少ないですが・・・

一方、まれなケースですが駐車車両にいくといきなり警察官と遭遇、その駐車違反を摘発された場合は法律改正以前と同様に即時に違反切符が切られるので、違反点数が加算されることになります。
また、以前は警察に出頭を必ずしなければならず、そのために警察署でしかはずせないロックつきの駐車違反証が、ドアミラーなどに取り付けられていました。
しかし、2017年4月現在駐車違反車両に張られている黄色のステッカーはすぐに誰でも剥がせるようになっていて、それを張ったのが警察なのか民間なのかわかりません。
その時慌てて警察署に出頭すると、その時点で運転者に違反切符が切られるので違反金の支払いだけで済ませたい場合は、仮納付書と弁明通知書が届くまで待つ必要があります。
正直に警察へ出頭することを否定するわけでもありませんし、この制度もいつまで続くかわからないところですが、1つの事実としてここで触れておきます。

・民間だからといってゴネてはいけません

警察官と遭遇したときは覚悟する方がほとんどですが、民間の監視員と車近くで出くわした時人によっては、

「ほんの数分トイレに行っていただけ」
「急用があって仕方なく」

などといった具合に、なにかと理由を述べ駐車違反を逃れようとする方も。
駐車違反は、即座に運転できるものがその場にいない場合、それが例え数秒でも違反となりますので、その執行を逃れることはできません。
地震や津波などの自然災害や、犯罪などからの緊急避難など特殊なケースを除き、まず通常の理由で駐車違反が覆ることはないので、素直に従った方が無難。
どうしても、異議を申し立てたい時は上記で紹介した「弁明通知書」でそれを行いましょう。
軽いクレームぐらいなら、民間の監視員も軽く受け流して手続きを進めますが、あまりにしつこいと「公務執行妨害」で検挙されることもあります。

自動車保険は降りるのか

・駐車違反の車にぶつけてしまったケース

一般的に停車中で動いていない車にぶつけてしまった場合、その過失責任は100%。
ですので、相手に自動車保険から自分の損害について、一切の補償を受けることができません。
ただし、相手が駐車違反となると話は別、10対90や場合によっては40対60などとこちらが不利にしても若干の過失割合軽減が認められることもあります。

・駐車違反中に他人にぶつけられたケース

一方反対に、自分が停めた場所が駐停車禁止もしくは駐車禁止のところで、そこに車が突っ込んだときの保険金支払いはどうなるのか。
車のみの被害の時は、前の項と同様に駐車違反による過失を問われる可能性がありますが、車両保険に入っていればそれをカバーすることも可能です。
また、駐停車禁止場所の場合、停まってはいるが動いていない状態で運転者が車内にいるケースが。
駐車禁止場所でも、お子さんなど同乗者のみが車内に残っているケースがあり、この場合では人的被害も発生します。
まず相手がたの自動車保険から、駐車違反に伴うの過失割合を引いた分、怪我の治療費や休業による損害が補償されます。
さらに、人身傷害保険に加入をしていれば過失分不足する損害額も、しっかり実費までカバーされるので安心です。

■まとめ

様々なケースを見込んで自動車保険をチョイスするのも、賢いカーライフを続けるために大切なメソッド。
駐車違反がいけないことなのはわかりきったことですが、最後に触れた人身傷害保険の有無や最高補償金額の設定によって、各社その掛け金が大きく変わってきます。
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