その名前もズバリ平仮名表記で「そんぽ」であるこのそんぽ24損害保険は、通販型の自動車保険としては、その保険料が高いという話をよく耳にします。
今回は本当に保険料が高いのか、そうとするならその理由や高いなりのメリットなど、ユーザーが気になる点をについて詳しく紹介していきたいと思います。

そんぽ24ってどんな自動車保険?

まずは会社としての概要や見積もり方法、継続方法など、自動車保険としての基本的な情報から整理しておきます。

・そんぽ24の概要

損保24損害保険は、2000年旧安田生命とイギリス最大のメガバンクグループのRBS(バンクオブスコットランド)グループの共同出資で誕生した、安田ライフダイレクト損保が母体である、日本の通販型損害保険会社です。
実に27社、ほぼほとんどの国内・外資系の損保や、37社にも及ぶ生命保険会社が絡んだ一大スキャンダル、「保険金不当不払い事件」では、521件2,661万円以上の不当不払い案件を指摘され金融庁から業務改善命令を受けました。
2005年に明らかになり社会問題にまで発展したこの事件の余波は大きく、このそんぽ24だけではありませんが、保険業全体の信用が失墜する結果に。
そのあおりもあって、多くの保険・損保会社は経営改善のために、事件以降統廃合を繰り返しましたがこのそんぽ24も例外ではなく、2014年からは損害保険ジャパン日本興亜の100%子会社となっています。

・CMに登場するハナコアラが可愛いと人気

自動車保険のCMといえば有名俳優が自動車に乗って登場したり、新進気鋭の女優などをアポインター役に据えたものが多い中、このそんぽ24のCMはちょっと特殊。
「みっなお~そう、見直そう♪~」という耳になぜか残るフレーズの中、「見直しダンス」を踊りながら登場するハナコアラが可愛いと人気で、意外にもそのユーザーを引き付けています。

そんぽ24の見積もり方法

前の項で紹介したハナコアラ、実はその花はパソコンのマウスになったり携帯電話になったりするのですが、その通りこのそんぽ24の見積もりは公式HPで、申し込みも電話で完了することができます。
実は、筆者が自動車保険の更新時によく比較のために活用する、「保険の窓口インズウェブ」に参加している企業の1つで、今回高いという噂の多いこのそんぽ24の保険量の見積もりもそこで入手しました。

更新したい!継続方法

自動更新のない1年契約であるそんぽ24に加入し、その補償内容や付加サービス、事故対応などが気に入ったから更新したい!、そう思った時は公式ウェブサイトから手続きをすればすぐに更新することができます。
ただし、

保険契約者の氏名・住所・電話番号の変更
記名被保険者の氏名・住所の変更
車両入替などによる登録番号や車両所有者の変更

などの変更点がある場合は、前もって公式HP、もしくはHPに記載されているフリーダイヤルの「ダイレクトアドバイスセンター」に連絡、変更手続きをしないとウェブ上での更新ができませんので注意してください。

ダイレクト自動車保険の中で高い理

今回のメインテーマは、このそんぽ24の保険料は実際に高いのか、高いだけのコストパフォーマンスは得られるのかという点ですが、それを明らかにするため以下の加入モデルケースにおける見積もりで、他の通販型自動車保険と比較してみましょう。

【モデルケース】

         加入者・車両情報等
車両情報・・・トヨタ ウィッシュ(料率クラス4の型式)
被保険者・・・35歳男性、16等級、ゴールド免許
運転者範囲・・・本人限定
年齢制限・・・30歳以上限定
走行距離区分・・・年5,000km以下
使用目的・・・日常・レジャー

 

 

補償内容
対人賠償・・・無制限
対物賠償・・・無制限
超過修理費用特約セット・・・50万円まで
人身傷害(搭乗時のみ)・・・3,000万円

最安はどこ?気になるそんぽ24の順位は?

上記のモデルケースで、一般車両保険を付けて年額29,290円の見積もりが出たSBI損保が最安、イーデザインがわずか600円差で2位、3位のアクサダイレクトも首位から1,000円足らずの差しかない低価格水準でした。
以下、ズラッと通販型自動車保険が並ぶ中、今回の主役であるそんぽ24の保険料は48,850円で第10位。
何と「保険料が高い」と言われる代理店型、「朝日火災」より高い保険料見積もりとなってしまいました。

品質重視のそんぽ24

なぜこれほど、他の通販型よりも高い保険料設定になっているのか、そこにこのそんぽ24の特徴が隠されていて、加入者を集める大きなメソッドとなっているはず。
実は、低価格重視の通販型の中で日本3大メガ損保グループの一員であるそんぽ24は、単なる通販型損保会社というより、国内1,2を争う加入者数を誇るメガ損保「損害保険ジャパン日本興亜」の通販部門のような立ち位置にあるからです。
価格の安さから加入者が増えてきているとはいえ、いまだトータルすると国内で7割以上のシェアを有する代理店型損保は、比較的高い保険料ながらその品質の良さからユーザーを集めていますが、このそんぽ24はその特徴を有する数少ない通販型損保。
電話応対の良さなどといった、ユーザーとのファーストコンタクトに始まり、保険内容の充実やサービスの徹底など、例え経費が掛かったとしても保険商品の「品質」にこだわり抜いているのが、その高い保険料になっている大きな要因。
つまり、代理店バリの保険料を設定しながらこのそんぽ24が評価されているのは、代理店型自動車保険優勢の事実を見てもそれがよくわかりますが、日本のユーザーには「保険料重視」ではなく「品質重視」で自動車保険を選ぶ方が、非常に多いからだと考えられます。

高いのに選ばれる理由その1・・・事故対応

品質の面で、具体的に一番指摘され評価を集めているのが、通販型とは思えぬほどの事故対応の良さです。
通常、通販型自動車保険は、その安い保険料を維持するためどうしても事故対応拠点の数やサービスセンターの数を制限されますが、そんぽ24の場合そのどれもを巨大メガ損保と共有しています。
さらに、経験がものをいう事故対応において、加入者の多いメガ損保担当者の事故処理回数は通販型と段違い。
そのノウハウは余すことなく、そんぽ24の自動車保険にも活かされており、初期対応の早さも手伝って「頼りがいがある」との評価が高い自動車保険となっています。

高いのに選ばれる理由その2・・・ロードサービス

次に評価を集めているのが、今や自動車保険では不可欠となったロードサービスの充実度。
無料でのレッカー移動の制限距離は、通販型自動車保険で最長水準の100km、さらに通常保険期間中1回になっていることの多いバッテリー上がり対応回数も無制限になっています。
そのため、長距離通勤などをする方や、レジャーなどで遠出をすることの多い「ロングドライバー」、加えてバッテリーが上がりやすい寒冷地に住んでいるユーザーなどから、非常に高い評価を受けています。

どんなタイプの人が入る保険?

他の通販型より高い保険料水準とはいえ、代理店型の自動車保険を展開する、親会社の損保ジャパン日本興亜の保険料や、それと並んで加入者の多いメガ損保「東京海上日動」「三井住友海上」のそれよりはかなり安い。(本記事の保険料比較で使用したモデルケースでは、損保ジャパン日本興亜より約6,000円、東京海上日動より約11,000円、三井住友海上より約15,000円近く安い)
ですので、代理店型は高すぎるけど似たような品質の自動車保険に入りたい、と考える方におすすめの自動車保険といえます。