最近はずいぶんと少なくなりましたが、ボンネットから水蒸気を上げた車の前で立ちすくむ、ドライバーの姿を真夏の道路では見かけた事はないでしょうか。
実はあれって、多くの場合エンジンがオーバーヒートを起こしている状態、熱い時期に起こりやすい重大な車の不具合の1つです。
当然修理が必要なケースもありますが、走行中にこのオーバーヒートになってしまい、修理代などが発生したら、その補償は自動車保険からされるのでしょうか。

オーバーヒートの原因

オーバーヒートとは、エンジンが異常に熱を持ちすぎて起こる不具合ですが、現在の車はその熱を逃がす役目を持つラジエターの性能がかなりアップしてきたので、普通の状態でいくら暑い日に走ったとしても、めったなことではオーバーヒートしません。
ということは、オーバーヒートしてしまったからには、何かしらの不具合がエンジンの中で起こっているというということ。
思いつく限りその原因を上げてみると、

1. ラジエター内部にあるべき冷却水が規定量入っていない・・・機構のどこかで液漏れを起こしている。
2. 冷却水循環システムの不具合・・・ラジエター内部にある冷却水ポンプの故障。
3. エンジンがうまく冷えていない・・・エンジンの温度センサーもしくは電動ファンの故障
4. ラジエター内の液温が一定に保たれていない・・・サーモスタットの故障

などがありそれぞれ単独、もしくは複合して発生したことがオーバーヒートの原因として考えられます。

対処方法っていっても・・・

オーバーヒートに万が一なってしまった場合、ドライバーにできることはそう多くありません。
まずは、路肩への車両・人員移動や反射板・発煙筒の使用など、後続車両並びに自身の安全を保つ処置をとりましょう。
その後、ボンネットをできれば一定時間エンジンを止め、上がりすぎた熱を冷ましてから開け、ラジエター液の予備タンクにラジエター液が少量でも入っているかチェックしてください。
この時、適量でなくても予備タンク内に、赤か緑色のラジエター液が確認できれば、まず一般ユーザーに対処できることは皆無。(赤はトヨタ系、緑はその他)
なので、自動車保険にセットされているロードサービスを利用して、いつも使ってる修理工場、もしくは保険会社指定の工場まで運んでもらって、専門家に任せるようにしましょう。
唯一、ここに全く液体が確認できなかった場合のみ、応急処置的に水をラジエター内に注いであげることで、少しの時間であれば自力で移動し、修理工場へ向かうことも可能です。
しかしここで注意、ラジエター液の予備タンクは問題ありませんが、ラジエター本体についているキャップは、オーバーヒート直後に開けては絶対にダメです。
ラジエターの中で、グツグツに煮え立ったラジエター液がそれこそ間欠泉のように拭き上げ、ひどいやけどを負ってしまう危険性があります。
後、生半可に車の知識を持っている方がやりがちですが、水をエンジンにかけて冷やそうとするケースもあります。
こちらも完全にNG、通常の状態でも電気系統のたくさんあるエンジンに、水をかけるのは良くないのに、オーバーヒートして過剰な熱を持つエンジンに水なんかかけたら、それこそ重大なエンジントラブルになるのでやってはいけません。
結論から言うと、一般ユーザーさんの場合その場での処置はありラメて、素直に保険会社やJAFなどに連絡、対処をしてもらった方がはっきり言って無難です。

修理費用は大体どのくらい

オーバーヒートは、ラジエターに何かしらの不具合が生じて起こる現象ですが、エンジンが長時間高熱にさらされると、合併症のようにあらゆる箇所の故障が発生します
今回は単純にそれが無い場合、つまり前述した4つのオーバーヒートの原因を取り除く際の修理代について、以下で触れておきます。

1、ラジエター液の液漏れ・・・液漏れしている箇所によって異なる、ゴム製のホースのひび割れであれば数千円で済むが、本体からの液漏れの場合最悪新品との交換で4~7万円近くかかる。
2、冷却水ポンプの不具合・・・修理ではなく交換が基本、部品代が約1万円それに数千円から1万円の工賃がかかる。
3、温度センサー、電動ファンの故障・・・センサーだけなら高くても7~8千円で済むが、電動ファンの不具合で交換が必要なら3~4万円。
4、サーモスタットの故障・・・もっとも不具合を起こしやすい部品で、おおむね1万円以下で新品と交換可能。

オーバーヒートの場合、自動車保険は出るのか

結論から言うと、通常のケースでオーバーヒートに伴う修理費用が、自動車保険から補償されることはないと考えましょう。
「車両保険は?」とお思いでしょうが、自動車保険はあくまで事故を起因とする自動車の損害について保証されるものであり、保険金が支払われないことを定めている免責事項の中に、

「契約車両に存在する欠陥・摩滅・腐しょく・さび・その他自然の消耗」

という項目が、言葉は違えど必ずどの自動車保険にもあり、オーバーヒートの原因がどれもそれに当たるからです。

ただし、非常にまれなケースですが、例えば、

「ラジエター液が流れているホースが、何者かのいたずらで切り付けられ、そこからの液漏れが原因でオーバーヒートをした!」

なんて場合では、契約内容によっては保険金が下りる可能性はあります。
また、事故によってラジエターが破損、その後走行してオーバーヒートした場合は車両保険が下りるなんて意見を言うサイトもあります。
ですが、まず間違いなく保険会社から

「そんな事故をしたのに、なぜオーバーヒートするまで走行したのか。」

と突っ込まれるのでアウト、このケースもまず保険金は下りないと考えておきましょう。

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