責任が免ぜられる、字のままですが責任逃れは何事でもよいことではありません。
ただし、自動車保険の定款やその公式サイトを見ると免責事項、という文字やその金額について触れられていますが、それをきちんと理解して加入しているユーザーはそう多くないでしょう。
そこで今回は、自動車保険のおける免責とはどういったものなのか、詳しく解説していこうと思います。

自動車保険全体でいう免責とは?

自動車保険では、該当した場合保険の支払い責任を保険会社がしないことを定めたものを「免責事項」と言います。
これが取り決められているのは、自身の車体に受けた被害を補償してくれる車両保険だけと思われがちですが、対人・対物・人身障害など、それ以外の補償内容にもこの免責というものが存在します。

車両保険以外の免責事項

車両保険以外の免責事項は、その加入時の虚偽申告などによって保険金が支払われないことを細かく制定、約款などに記載しているしているものです。
虚偽申告とは、

年間走行距離
運転者制限範囲
年齢制限範囲
ゴールド免許の有無

などといった、いずれも保険料の決定に関わってくる重要な申告についてで、これを保険料を安く上げようと事実と違うものにすると、免責になる可能性があります。
虚偽申告以外で主なものには、

1、無免許・酒酔い・薬物の使用などによる事故
2、台風・高潮・洪水などによる損害
3、戦争や暴動などでの損害
4、肉親間の事故補償
5、国外での事故
6、自動車販売店並びにガソリンスタンド等の受託時での損害

などがあり、1は論外ですが2以降は保険ユーザーからのニーズの高まりに伴い、年々その免責範囲が縮小傾向にあります。
例えば、地震や津波による損害も免責事項に含まれていましたが、最近ではそれを補償してくれる商品も増えてきました。
また、4については人身傷害では補償されるケースもあり、その他の事項も「特約」の追加で対応をしている自動車保険も存在します。
また、6は車を取り扱う事業者が当該車両を車検や修理で預かっているときに、何かしらのトラブルで損害を発生させても、自動車保険会社は「免責」として不介入だということ。
その損害への賠償請求は、それぞれの業者にしなければいけないことを覚えておきましょう。

車両保険の免責事項

どうしてもお金が絡んでくることが多いので皆さんが免責と聞いて、真っ先にイメージするのはこちらでしょう。
前項の車両保険以外の免責事項については、この車両保険でも「共通」、いずれの項目に該当する際でも、自分の車の修理費を保険会社から受け取ることはできません。
ただ大きく違うのが、事故の程度による修理費用の額が低かった場合、その支払いがされないことのある、いわゆる「免責金額」の存在です。

免責金額とは

では、この車両保険に設定されている、免責金額とはどういうものなのでしょうか。
ものすごくかみ砕いていうとこの免責金額とは、事故等で自分の車に損害があったときの「自己負担金額」のこと。
例えば、100万円の車両保険に入っていて、過失責任100%の信号停車中車両への追突事故を起こしてしまい、総額で50万円の修理費がかかるとします。
このとき、相手側の自動車保険からは一切補償が無いものの、車両保険に入っていたから全額賄える、と思っていたら大間違い。
免責10万円の契約ですと、

被害総額50万円-免責金額10万円=40万円

しか保険金がおりないため、免責金額分である10万円は自腹で支払うこととなります。
また、軽微なダメージでその修理代がこの10万円に満たない場合でも、自己負担となるため保険金は下りない「免責」となってしまいます。

免責0とは?

つまり、免責金額を0設定にしておけば、どんな些細な事故でも自腹無しで保険料をばっちり受け取ることが可能。
じゃあ、そんな免責なんてない方がいいじゃないかと思うのは当然ですが、この免責金額が少なければ少ないほどその保険料上がります。
免責金額は各保険会社で変わりますが、
0円
5万円
10万円

の3段階になっていることが定番で、その使用回数によって金額の変わる変動方式と、何度使用しても免責金額の変化しない定額方式があります。

  免責金額 保険料目安           特徴
定額方式「10-10」 18,130円 保険期間中何度補償を受けても自己負担は変わらない
変動方式「0-10」 19,950円 1度目は免責無しだが2回目からは10万円の自己負担
変動方式「5-10」 19,450円 1度目は5万円、2回目以降は10万円の自己負担

これは、平成26年式のプリウスに乗っている40歳男性、20等級の方が保険金額210万円の車両保険付きで、一般的な補償内容の自動車保険に加入した時の保険料概算表。
正直に言ってこの条件なら、変動方式の500円差はもちろん、定額にしても変動の0設定にしてもそれほど保険料は変わらないので、自己負担をどうしてもしたくないという方は、免責金額を0設定にするのも手です。
ただし被保険者が若くなり、そのノンフリート等級が低いとそもそもの車両保険代が高い分、免責の有無で大きく保険料が変わってくるので、「自己負担やむなし」での加入も視野に入れなければいけません。

免責0の特約とは?

前項の表に付け加えて説明しなければいけないのが、最も高い保険料になる「免責金額0」の設定は、車対車の事故に対する「免責ゼロ特約」を付けた結果得られるものです。
つまり、ガードレールなどの建造物との衝突によっての免責金額0は存在せず、その場合の最小免責金額は、ほとんどの自動車保険で5万円になっています。
つまり、上表の変動方式免責金額での保険料500円の差は、その特約追加分という訳です。

免責の適用期間とその選択

変動方式における免責金額の回数カウント及び、その適用がされるのは保険加入期間と同じ。
ですので、通販型自動車保険の場合は加入から1年間とみておけばいいですが、その期間よりも重要なのは、その次に加入するときの保険料です。
保険加入期間中に、免責金額を上回る事故を起こして保険料を受け取ると、保険料を大きく左右するノンフリート等級が下がります。
基本的に対車、対物との一般事故では3等級、落書きなどのいたずらや天変地異、飛び石などでのダメージで車両保険を適用させたときは、1等級それが下がることになります。
しかも、割引率が「事故有係数」になって下がり保険料がかなりアップし、それは更新後3年間持続します。
大きな修理費用がかかる事故ならいざ知らず、数万円程度ならば車両保険を使って直すより自腹を切った方が結果的には節約になるケースもあるため、この免責を固定の10万円にしたまま、小さな修理は自己負担でやるというのもアリです。

ここまで車両保険の免責について触れてきましたが、自分に過失責任が100%ある場合は別ですが、交差点事故などではその過失責任が割れるのが普通です。
例えば、お互いに100万円の損害の出た交通事故で自分の過失責任が大きく、90%だったとしましょう。
この時、相手側自動車保険から受け取れる保険金は、ご存じのとおり10万円だけです。
しかし、この時免責10万円の車両保険に100万円入っていると、事故による相手側からの支払保険金はまず免責分から充当していくので、免責が無しに。
結果的に、免責があったとしても車両保険に入っていることで、自分の車の損害に自腹を切る必要がなくなります。
小さな物損なら、自腹で治すことを保険料アップの面から考えているならば、免責金額についてそれほど細かく気にする必要はないのかもしれません。

免責による自動車保険選びのポイント

ここまでの説明でお分かりいただけたでしょうが、免責金額高さで自動車保険を選ぶというより、車両保険の有益性とそれを付けたときの保険料はどうか、という点に着目したほうが、いい自動車保険に出会える可能性が広がります。
とはいっても、免責金額の設定の差や車両保険加入時の保険料の差を、一軒一軒の保険会社に見積もりを取り比べていくのは物理的に不可能。
そんなとき役立つのが、「保険の窓口インズウェブ」の一括保険料見積もり、業界最高レベルの最大20社からの見積もりを、5分の入力だけで得られるのでおすすめです。
なお、冒頭で触れた保険金の支払いがされない可能性のある「免責事項」については、各保険会社で微妙に違ってきます。
ですので、手に入れた見積もり結果で目星をつけた保険会社の公式サイトなどで、免責事項をしっかり確認することを忘れないようにしてください。

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